专利摘要:
基地局間の移動手続中に、サービス品質(QoS)継続をサポートすることを容易にするシステムおよび方法が記述される。ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報、および/または、(例えば、アップリンク、ダウンリンクのような)QoSのためのレイヤ2(L2)プロトコル設定情報が、基地局間の移動手順中に、(例えば、X2インタフェースのような)インタフェースを経由してターゲット基地局へ送信されうる。さらに、ターゲット基地局は、ソース基地局から受信したアップリンクQoS設定情報、および/または、QoSに関するL2プロトコル設定のうちの少なくとも一部を再使用するべきかを選択しうる。さらに、再使用するものと選択されていないアップリンクQoS設定情報、および/または、QoSのL2プロトコル設定情報が、復元されうる。
公开号:JP2011514746A
申请号:JP2010546877
申请日:2009-02-11
公开日:2011-05-06
发明作者:シャポニエール、エティエンヌ・エフ.
申请人:クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated;
IPC主号:H04W36-00
专利说明:

[0001] 本出願は、2008年2月11日に出願された“METHODANDAPPARATUS FOR PROVIDING QOS CONTINUITY INLTE”と題された米国仮特許出願61/027,777号の利益を主張する。上記出願の全体は、参照によって本明細書に組み込まれる。]
技術分野

[0002] 以下の説明は、一般に無線通信に関し、さらに詳しくは、無線通信システムにおける移動手続に関連するサービス品質(QoS)継続を提供することに関する。]
背景技術

[0003] 無線通信システムはさまざまなタイプの通信を提供するために広く開発され、例えば、音声および/またはデータが、そのような無線通信システムによって提供されうる。一般的な無線通信システムすなわちネットワークは、複数のユーザへ、1または複数の共有リソース(例えば、帯域幅、送信電力)に対するアクセスを提供しうる。例えば、システムは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、符号分割多重化(CDM)、直交周波数分割多重化(OFDM)のような様々な多元接続技術を使用することができる。]
[0004] 通常、無線多元接続通信システムは、複数のアクセス端末のための通信を同時にサポートすることができる。おのおののアクセス端末は、順方向リンクおよび逆方向リンクによる送信を介して、1または複数の基地局と通信することができる。順方向リンク(すなわち、ダウンリンク)は、基地局からアクセス端末への通信リンクを称し、逆方向リンク(すなわち、アップリンク)は、アクセス端末から基地局への通信リンクを称する。この通信リンクは、単一入力単一出力システム、複数入力単一出力システム、あるいは複数入力複数出力(MIMO)システムによって確立される。]
[0005] MIMOシステムはデータ送信のために一般に、複数(NT個)の送信アンテナと複数(NR個)の受信アンテナとを適用する。NT個の送信アンテナおよびNR個の受信アンテナによって形成されるMIMOチャネルは、空間チャネルとも称されるNS個の独立チャネルへ分割される。ここでNS≦min{NT、NR}である。NS個の独立チャネルのおのおのは、ディメンションに相当する。さらに、複数の送信アンテナおよび受信アンテナによって生成される追加のディメンションが利用される場合、MIMOシステムは、(例えば、高められたスペクトル効率、より高いスループット、および/またはより高い信頼性のような)向上されたパフォーマンスを与える。]
[0006] MIMOシステムは、順方向リンク通信および逆方向リンク通信を、共通の物理媒体によって分割するさまざまなデュプレクス技術をサポートしうる。例えば、周波数分割デュプレクス(FDD)システムは、順方向リンク通信および逆方向リンク通信のために異なる周波数領域を利用しうる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、相互原理によって、逆方向リンク・チャネルから順方向リンク・チャネルを推定できるように、順方向リンク送信および逆方向リンク送信が、同じ周波数領域にある。]
[0007] 無線通信システムはしばしば、有効範囲領域を提供する1または複数の基地局を使用する。一般的な基地局は、ブロードキャスト・サービス、マルチキャスト・サービス、および/またはユニキャスト・サービスのために、複数のデータ・ストリームを送信する。ここで、データ・ストリームは、モバイル・デバイスに対して興味のある独立した受信からなるデータのストリームでありうる。そのような基地局の有効範囲領域内のアクセス端末は、合成ストリームによって搬送される1つ、1つより多い、または全てのデータ・ストリームを受信するために適用されうる。同様に、モバイル・デバイスは、基地局あるいは他のモバイル・デバイスへデータを送信することができる。]
[0008] 一般的なサービス品質(QoS)モデルの一部として、コア・ネットワーク内の主要なノードはしばしば、QoSに関連するパラメータのサブセットを管理する。主要なノードは、例えば、パケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(PDN GW)でありうる。PDN GWは、1または複数の中間ノード(例えば、サービス提供基地局、サービス提供ゲートウェイ(S−GW))を経由して2つのエンドポイントの間(例えば、PDN GWとアクセス端末の間)で転送されるべきトラフィックのタイプ(例えば、アップリンク・トラフィックおよび/またはダウンリンク・トラフィック)を示す記述パラメータを、サービス提供基地局へ提供する。例えば、記述パラメータは、トラフィックのタイプ(例えば、音声、ストリーム・ビデオ)を記述するQoSクラス・インデクス(QCI)でありうる。サービス提供基地局は、この記述パラメータを受信し、トラフィック・タイプを識別するために利用し、QoSに関連するパラメータの別のサブセット(例えば、レイヤ2(L2)パラメータ、論理チャネル優先度、優先度ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、保証ビット・レート(GBR))の初期化および/または制御を行いうる。]
[0009] 一般に、アクセス端末の移動性により、アクセス端末は、第1の基地局(例えば、ソース基地局)の有効通信範囲から、第2の基地局(例えば、ターゲット基地局)の有効通信範囲へと移動しうる。したがって、アクセス端末が、ソース基地局によってサービス提供されるところから、ターゲット基地局によってサービス提供されるところへ移行できるように、移動手続(例えば、ハンドオーバ、ハンドオフ)が有効とされうる。しかしながら、従来の移動手続は、一般には、ソース基地局によって設定されたQoSパラメータのサブセットを、ターゲット基地局へ転送しない。移動手続を使用する場合、ターゲット基地局は、PDN GWから記述パラメータが提供され、これによってトラフィックのタイプを識別しうる。しかし、ターゲット基地局は、一般に、(例えば、ソース基地局によって既に構築された)QoSに関連するパラメータの別のサブセットを復元する。なぜなら、そのようなパラメータは一般に、(例えば、基地局間ハンドオーバに関連した)ソース基地局からターゲット基地局への転送に失敗し、これによって、トラフィックの途絶、エアを介したシグナリング・メッセージの交換の増加等に至るからである。]
[0010] 以下は、1または複数の実施形態の基本的な理解を与えるために、そのような実施形態の簡略化された概要を示す。この概要は、考えられるすべての実施形態の広範囲な概観ではなく、すべての実施形態の重要要素や決定的要素を特定することも、何れかまたは全ての実施形態のスコープを線引きすることも意図されていない。その唯一の目的は、後に示されるより詳細な記載に対する前置きとして、簡略化された形式で1または複数の実施形態のいくつかの概念を表すことである。]
[0011] 1または複数の実施形態およびその対応する開示によれば、さまざまな態様が、基地局間の移動手続中におけるサービス品質(QoS)継続をサポートすることを容易にすることに関して記載される。ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報、および/または、(例えば、アップリンク、ダウンリンクのような)QoSに関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報が、基地局間の移動手続中に、(例えば、X2インタフェースのような)インタフェースを経由してターゲット基地局へ送信されうる。さらに、ターゲット基地局は、ソース基地局から受信したアップリンクQoS設定情報、および/または、QoSに関するL2プロトコル設定のうちの少なくとも一部を再使用するべきかを選択しうる。さらに、再使用するものと選択されていないアップリンクQoS設定情報、および/または、QoSに関するL2プロトコル設定情報が、復元されうる。]
[0012] 関連する態様によれば、本明細書では、無線通信環境において、移動手続中のサービス品質(QoS)継続を提供することを容易にする方法が記載される。この方法は、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を識別することを含みうる。さらに、この方法は、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、ソース基地局からターゲット基地局へと、QoSに関するL2プロトコル設定情報を送信することを含みうる。]
[0013] 別の態様は、無線通信装置に関する。この無線通信装置は、ラジオ・ベアラ毎にサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を初期化することと、基地局間の移動手続中に、X2インタフェースを経由して、QoSに関するL2プロトコル設定情報をターゲット基地局へ転送することと、に関連する命令群を保持するメモリを含みうる。さらに、この無線通信装置は、メモリに接続され、メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサを含みうる。]
[0014] さらに別の態様は、無線通信環境において、サービス品質(QoS)継続のサポートを可能にする無線通信装置に関する。この無線通信装置は、ソース基地局において、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を初期化する手段を含みうる。さらに、この無線通信装置は、ソース基地局で初期化されたQoSに関するL2プロトコル設定情報を、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、ターゲット基地局へ転送する手段を含みうる。]
[0015] さらに別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品に関する。このコンピュータ読取可能媒体は、ソース基地局において、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を初期化するための、格納されたコードを含みうる。さらに、このコンピュータ読取可能媒体は、ソース基地局において初期化されたQoSに関するL2プロトコル設定情報を、基地局間のハンドオーバ中に、X2インタフェースを経由してターゲット基地局へ送信するための、格納されたコードを含みうる。]
[0016] 別の態様によれば、無線通信システムにおける装置は、プロセッサを含みうる。ここで、プロセッサは、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を認識するように構成されうる。さらに、このプロセッサは、ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報を認識するように構成されうる。さらに、このプロセッサは、基地局間の移動手続中に、QoSに関するL2プロトコル設定情報と、アップリンクQoS設定情報とを、X2インタフェースを経由してソース基地局からターゲット基地局へ送信するように構成されうる。]
[0017] 他の態様によれば、本明細書では、無線通信環境において、移動手続中に、サービス品質(QoS)を維持することを容易にする方法が記載される。この方法は、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由してソース基地局から受信することを含みうる。さらに、この方法は、QoSに関する受信されたL2プロトコル設定情報の少なくとも一部を再使用するべきかを選択することを備えうる。さらに、この方法は、QoSに関するL2プロトコル設定情報のうち、再使用されるべきであると選択されなかった残りのものを復元することを含みうる。]
[0018] また別の態様は、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を、基地局間ハンドオーバ中に、X2インタフェースを経由してソース基地局から取得することと、QoSに関して取得されたL2プロトコル設定情報のうちの少なくとも一部を再使用すべきかを選択することと、QoSに関するL2プロトコル設定情報のうち、再使用されるべきであると選択されなかった残りのものを再構築することとに関連する命令群を保持するメモリを含む無線通信装置に関する。さらに、この無線通信装置は、メモリに接続され、メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサを備えうる。]
[0019] 別の態様は、無線通信環境において、移動手続中、サービス品質(QoS)を維持することを可能にする無線通信装置に関する。この無線通信装置は、基地局間の移動手続中、インタフェースを経由して、ソース基地局から、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を取得する手段を含みうる。さらに、この無線通信装置は、QoSに関して取得されたL2プロトコル設定情報のうちの少なくとも一部を再使用すべきかを判定する手段を含みうる。さらに、この無線通信装置は、再使用すべきと判定され、基地局から取得されたL2プロトコル設定情報を利用する手段を含みうる。]
[0020] また、別の態様は、コンピュータ読取可能媒体を備えうるコンピュータ・プログラム製品に関する。このコンピュータ読取可能媒体は、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、ソース基地局から、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を取得するための、格納されたコードを含みうる。さらに、コンピュータ読取可能媒体は、QoSに関して取得されたL2プロトコル設定情報のうちの少なくともサブセットを再使用すべきかを判定するための、格納されたコードを含みうる。さらに、コンピュータ読取可能媒体は、再使用されるべきと判定され、基地局から取得されたL2プロトコル設定情報を利用するための、格納されたコードを含みうる。このコンピュータ読取可能媒体はさらに、再使用されるべきではないと判定されたL2プロトコル設定情報を再構築するための、格納されたコードを含みうる。]
[0021] 別の態様によれば、無線通信システムにおける装置は、プロセッサを含みうる。ここで、プロセッサは、基地局間の移動手続中、ソース基地局から、X2インタフェースを経由して、サービス品質(QoS)に関するアップリンク・レイヤ2(L2)プロトコル設定情報、QoSに関するダウンリンクL2プロトコル設定情報、あるいはQoS設定情報のうちの少なくとも1つを受信するように構成されうる。さらに、このプロセッサは、ソース基地局から受信したサービス品質(QoS)設定情報、QoSに関するダウンリンクL2プロトコル設定情報、あるいは、QoSに関するアップリンク・レイヤ2(L2)プロトコル設定情報のうちの少なくとも1つを再使用するかを選択するように構成されうる。]
[0022] 前述した目的および関連する目的を達成するために、1または複数の実施形態は、後に完全に説明され、特許請求の範囲において特に指摘された特徴を備える。本明細書に記述された以下の説明および添付図面は、1または複数の実施形態のある実例となる態様を詳述する。しかしながら、これらの態様は、さまざまな実施形態の原理が適用されるさまざまな方法のうちの僅かしか示しておらず、記載された実施形態は、そのような全ての局面およびそれらの均等物を示すことが意図されている。]
図面の簡単な説明

[0023] 図1は、本明細書に記載されたさまざまな態様にしたがう無線通信システムの実例である。
図2は、無線通信環境においてQoS継続を提供するシステムの実例である。
図3は、無線通信環境において、基地局間で、インタフェースを経由して、QoSに関連するパラメータを交換するシステムの実例である。
図4は、無線通信環境において、移動手続中におけるサービス品質(QoS)継続を提供することを容易にする方法の実例である。
図5は、無線通信環境において、移動手続中におけるサービス品質(QoS)の維持を容易にする方法の実例である。
図6は、権利主張された主題のさまざまな態様に関連して適用されうるアクセス端末の実例である。
図7は、無線通信環境において、移動手続中におけるQoS継続を維持するシステムの実例である。
図8は、本明細書に記載されたさまざまなシステムおよび方法と共に適用されうる無線ネットワーク環境の実例である。
図9は、無線通信環境において、サービス品質(QoS)継続をサポートすることを可能にするシステムの実例である。
図10は、無線通信環境おいて、移動手続中におけるサービス品質(QoS)の維持を可能にするシステムの実例である。] 図1 図10 図2 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
実施例

[0024] さまざまな実施形態が、全体を通じて同一要素を示すために同一の参照番号が使用される図面を参照して説明される。次の記述では、説明の目的のために、多数の特定の詳細が、1または複数の実施形態についての完全な理解を提供するために記述される。しかしながら、そのような実施形態は、これら具体的な詳細なしで実現されうることが明白でありうる。他の事例では、1または複数の実施形態の記載を容易にするために、周知の構成およびデバイスがブロック図形式で示される。]
[0025] 本願で使用されるように、用語「構成要素」、「モジュール」、「システム」等は、ハードウェア、ファームウェア、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ、ソフトウェア、または実行中のソフトウェアのようなコンピュータ関連エンティティを称することが意図される。例えば、構成要素は、限定される訳ではないが、プロセッサ上で実行中のプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行形式、実行スレッド、プログラム、および/またはコンピュータでありうる。例示によれば、コンピュータ・デバイス上で実行中のアプリケーションと、コンピュータ・デバイスとの両方が構成要素になりえる。1または複数の構成要素は、プロセスおよび/または実行スレッド内に存在し、構成要素は、1つのコンピュータに局在化されるか、および/または、複数のコンピュータに分散されうる。さらに、これらの構成要素は、さまざまなデータ構造を格納したさまざまなコンピュータ読取可能媒体から実行可能である。これら構成要素は、(例えば、信号によってローカル・システムや分散システム内の他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータ、および/または、他のシステムを備えた例えばインターネットのようなネットワークを経由して他の構成要素とインタラクトする1つの構成要素からのデータのような)1または複数のデータのパケットを有する信号にしたがって、ローカル処理および/またはリモート処理によって通信することができる。]
[0026] 本明細書に記述された技術は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)システム、およびその他のシステムのようなさまざまな無線通信システムに使用することができる。「システム」、「ネットワーク」という用語はしばしば置換可能に使用される。CDMAシステムは、例えばユニバーサル地上ラジオ・アクセス(UTRA)、CDMA2000等のようなラジオ技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(W−CDMA)およびCDMAのその他の変形を含んでいる。CDMA2000は、IS−2000規格、IS−95規格、およびIS−856規格をカバーする。TDMAシステムは、例えばグローバル移動体通信システム(GSM)のような無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、例えばイボルブドUTRA(E−UTRA)、ウルトラ・モバイル・ブロードバンド(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、フラッシュ−OFDM(登録商標)等のような無線技術を実現することができる。UTRAおよびE−UTRAは、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)の一部である。3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)は、E−UTRAを使用するUMTSの最新リリースであり、ダウンリンクではOFDMAを用い、アップリンクではSC−FDMAを用いる。]
[0027] シングル・キャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)は、シングル・キャリア変調および周波数ドメイン等値化を用いる。SC−FDMAは、OFDMAシステムと類似の性能を有し、本質的に全体的に同等の複雑さを有する。SC−FDMA信号は、その固有のシングル・キャリア構造により、より低いピーク対平均電力比(PAPR)を有する。SC−FDMAは、例えば、より低いPAPRが送信電力効率の観点からアクセス端末に非常に役立つアップリンク通信で使用されうる。したがって、SC−FDMAは、3GPPロング・ターム・イボリューション(LTE)すなわちイボルブドUTRAにおけるアップリンク多元接続性スキームとして実施されうる。]
[0028] さらに、本明細書ではさまざまな実施形態が、アクセス端末に関連して記載される。アクセス端末はまた、システム、加入者ユニット、加入者局、モバイル局、モバイル、遠隔局、遠隔端末、モバイル・デバイス、ユーザ端末、端末、無線通信デバイス、ユーザ・エージェント、ユーザ・デバイス、またはユーザ機器(UE)とも称されうる。アクセス端末は、セルラ電話、コードレス電話、セッション初期化プロトコル(SIP)電話、ワイヤレス・ローカル・ループ(WLL)局、携帯情報端末(PDA)、無線接続機能を有するハンドヘルド・デバイス、コンピューティング・デバイス、あるいは無線モデムに接続されたその他の処理デバイスでありうる。さらに、本明細書では、さまざまな実施形態が、基地局に関連して記載される。基地局は、アクセス端末との通信のために利用することができ、アクセス・ポイント、ノードB、イボルブド・ノードB(eNodeB、eNB)、あるいはその他のいくつかの用語で称されうる。]
[0029] 本明細書に記載されたさまざまな態様または特徴は、標準的なプログラミング技術および/またはエンジニアリング技術を用いた方法、装置、または製造物品として実現されうる。本明細書で使用される用語「製造物品」は、任意のコンピュータ読取可能デバイス、キャリア、または媒体からアクセスすることが可能なコンピュータ・プログラムを含むことが意図される。例えば、コンピュータ読取可能媒体は、限定される訳ではないが、磁気記憶装置(例えば、ハード・ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップ等)、光ディスク(例えば、コンパクト・ディスク(CD)、DVD等)、スマート・カード、およびフラッシュ・メモリ・デバイス(例えば、EPROM、カード、スティック、キー・ドライブ等)を含みうる。さらに、本明細書に記載されたさまざまな記憶媒体は、情報を格納するための1または複数のデバイス、および/または、その他の機械読取可能媒体を表すことができる。用語「機械読取可能媒体」は、限定されることなく、無線チャネル、および、命令群および/またはデータを格納、包含、および/または搬送することができるその他任意の媒体を含みうる。]
[0030] 図1に示すように、本明細書に記載されたさまざまな実施形態にしたがった無線通信システム100が例示されている。システム100は、複数のアンテナ・グループを含むことができる基地局102を含む。例えば、1つのアンテナ・グループは、アンテナ104およびアンテナ106を含むことができ、別のグループはアンテナ108およびアンテナ110を備えることができ、さらに別のグループはアンテナ112およびアンテナ114を含むことができる。おのおののアンテナ・グループについて2つのアンテナしか例示されていないが、2本のアンテナが各アンテナ・グループのために例示されているが、2本より多いアンテナ、または2本より少ないアンテナも、各グループのために利用されうる。基地局102はさらに、送信機チェーンおよび受信機チェーンを含みうる。それらおのおのは、当業者によって理解されるように、信号の送信および受信に関連する複数の構成要素(例えば、プロセッサ、変調器、マルチプレクサ、復調器、デマルチプレクサ、アンテナ等)を備えうる。] 図1
[0031] 基地局102は、アクセス端末116およびアクセス端末122のような1または複数アクセス端末と通信しうる。しかしながら、基地局102は、アクセス端末116、122に類似の実質的に任意の数のアクセス端末と通信しうることが認識されるべきである。アクセス端末116およびアクセス端末122は、例えば、セルラ電話、スマート・フォン、ラップトップ、ハンドヘルド通信デバイス、ハンドヘルド・コンピューティング・デバイス、衛星ラジオ、全地球測位システム、PDA、および/または、無線通信システム100による通信に適したその他任意のデバイスでありうる。図示するように、アクセス端末116は、アンテナ112、114と通信しており、ここでは、アンテナ112およびアンテナ114が、順方向リンク118によってアクセス端末116へ情報を送信し、逆方向リンク120によってアクセス端末116から情報を受信する。さらに、アクセス端末122は、アンテナ104、106と通信しており、ここでは、アンテナ104およびアンテナ106が、順方向リンク124によってアクセス端末122へ情報を送信し、逆方向リンク126によってアクセス端末122から情報を受信する。周波数分割デュプレクス(FDD)システムでは、例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用し、順方向リンク124は、逆方向リンク126によって使用されるものとは異なる周波数帯域を使用することができる。さらに、時分割デュプレクス(TDD)システムでは、順方向リンク118および逆方向リンク120は、共通の周波数帯域を使用し、順方向リンク124および逆方向リンク126は、共通の周波数帯域を使用することができる。]
[0032] 通信するように指定された領域および/またはアンテナのおのおののグループは、基地局102のセクタと称されうる。例えば、基地局102によってカバーされる領域のセクタ内のアクセス端末に通信するように、複数のアンテナが設計されうる。順方向リンク118および順方向リンク124による通信では、基地局102の送信アンテナは、アクセス端末116およびアクセス端末122のための順方向リンク118および順方向リンク124の信号対雑音比を改善するためにビームフォーミングを適用することができる。また、基地局102が、関連付けられた有効通信範囲にランダムに散在したアクセス端末116、122に送信するためにビームフォーミングを利用している間、近隣セル内のモバイル・デバイスは、すべてのアクセス端末に対して単一のアンテナによって送信している基地局に比べて、少ない干渉しか被らない。]
[0033] システム100は、無線通信環境における移動手続(例えば、ハンドオーバ、ハンドオフ)に関しサービス品質(QoS)継続を提供することを可能にする。さらに詳しくは、基地局間のハンドオーバの場合、基地局102は、QoSに関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を、(図示しない)別の基地局へ送信するか、および/または、QoSに関連するL2プロトコル設定情報を、別の基地局から受信しうる。L2プロトコル設定情報は、アップリンクL2プロトコル設定情報、および/または、ダウンリンクL2プロトコル設定情報でありうる。さらに、アップリンクQoS設定情報は、それに加えて、あるいは、その代わりに、基地局102と、別の基地局との間で転送されうる。L2プロトコル設定情報、および/または、アップリンクQoS設定情報は、インタフェース(例えば、X2インタフェース)を経由して、基地局102と別の基地局との間で交換されうる。]
[0034] 例示によれば、基地局102は、別の基地局へのハンドオーバ前に、(例えば、アクセス端末116、アクセス端末122のような)アクセス端末にサービス提供しうるソース基地局でありうる。この例によれば、基地局102は、コア・ネットワーク(例えば、パケット・データ・ネットワーク・ゲートウェイ(PDN GW))から、トラフィックのタイプを識別する記述パラメータ(例えば、QoSクラス・インデクス(QCI))を取得しうる。さらに、基地局102は、QoSに関連するさまざまなパラメータを設定しうる。基地局間の移動手続中、基地局102は、インタフェース(例えば、X2インタフェース)を経由して、QoSに関連するパラメータを、ターゲット基地局(図示せず)へ転送しうる。したがって、ターゲット基地局は、QoSに関連するパラメータを使用することができ、それによって、移動手続(例えば、移動手続前、移動手続中、および移動手続後)にわたって、QoSを維持しながら、エアによるシグナリング・メッセージの交換を最小化する。]
[0035] さらなる例によれば、基地局102は、別の基地局からのハンドオーバの後にアクセス端末(例えば、アクセス端末116、アクセス端末122)にサービス提供しうるターゲット基地局になり得る。例えば、基地局102は、(図示しない)ソース基地局によって設定されたQoSに関連するパラメータを、そのようなソース基地局から、インタフェース(例えば、X2インタフェース)を経由して取得しうる。さらに、基地局102は、QoSに関連する受信したパラメータ(またはそのサブセット)を再使用するか、あるいは、QoSに関連するパラメータ(またはそのサブセット)を再構築するかを、評価しうる。QoSに関連する受信したパラメータを再使用することによって、基地局間の移動手続に関連するトラフィックにおける途絶、および/または、エアによるシグナリングが緩和されうる。]
[0036] 図2に示すように、無線通信環境においてQoS継続を提供するシステム200が例示される。システム200は、パケット・データネットワーク・ゲートウェイ(PDN GW)202、ソース基地局204、ターゲット基地局206、およびアクセス端末208を含んでいる。PDN GW202は、(例えば、インターネット、IPマルチメディア・サブシステム(IMS)のような)外部パケット・データ・ネットワーク(PDN)(図示せず)とインタフェースしうる。PDN GW202は例えば、アドレス割当、ポリシー施行、パケット分類、およびルーティング等を取り扱いうる。さらに、ソース基地局204およびターゲット基地局206は、情報、信号、データ、命令群、コマンド、ビット、シンボル等の送信および/または受信を行いうる。基地局という用語はまた、アクセス・ポイント、ノードB、イボルブド・ノードB(eNodeB、eNB)、あるいは他のいくつかの用語で称されうることが認識されるべきである。さらに、アクセス端末208は、信号、データ、命令群、コマンド、ビット、シンボル等の送信および/または受信を行いうる。さらに、図示していないが、ソース基地局204および/またはターゲット基地局206に類似する任意の数の基地局がシステム200内に含まれうるか、および/または、アクセス端末208に類似する任意の数のアクセス端末がシステム200に含まれうることが考慮される。また、図示していないが、ソース基地局204およびターゲット基地局206は、実質的に類似しうることが認識されるべきである。例示によれば、システム200は、ロング・ターム・イボリューション(LTE)ベースのシステムになり得る。しかしながら、権利主張された主題は、それには限定されない。] 図2
[0037] 実際の接続は、システム200内の2つのエンドポイント間で確立されうる。特に、そのような実際の接続は、PDN GW202とアクセス端末208との間で形成されうる(例えば、PDN GW202またはアクセス端末208が、実際の接続の確立をトリガしうる)。この実際の接続は、イボルブド・パケット・システム(EPS)ベアラと称され、(例えば、基地局、サービス提供ゲートウェイ(S−GW))のような複数の中間ノードを含みうる。EPSベアラはおのおのベアラ・サービスを提供し、特定のQoS属性に関連付けられうる。所与のEPSベアラに対応するQoS属性は、そのような実際の接続を利用するサービスのタイプを示すQoSクラス・インデクス(QCI)によって少なくとも部分的に記述されうる。]
[0038] さらに、EPSベアラはおのおの、ラジオ・ベアラを含みうる。したがって、EPSベアラとラジオ・ベアラとの間の1対1のマッピングが(例えば、移動手続前、移動手続中、および移動手続後に)導入されうる。ラジオ・ベアラ(RB)は、定義された容量、遅延、ビット誤り率等からなる情報パスでありうる。ラジオ・ベアラは、ソース基地局204とアクセス端末208との間(あるいは、ターゲット基地局206とアクセス端末208との間)での対応するEPSベアラに関連するエアによる接続に関連付けられうる。さらに、例えば、ラジオ・ベアラは、論理チャネルに対応しうる。]
[0039] 例示によれば、基地局間の移動手続(例えば、ハンドオーバ、ハンドオフ)が有効とされうる。この例示によれば、アクセス端末208は、ソース基地局204によってサービス提供されうる(例えば、ソース基地局204は、PDN GW202とアクセス端末208との間の1または複数のEPSベアラに関連付けられた中間ノードでありうる)。移動手続は(例えば、ソース基地局204によって取得された、アクセス端末208からのラジオ測定に基づいて)トリガされうる。これによって、ターゲット基地局206が、アクセス端末208にサービス提供するようになる(例えば、ターゲット基地局206は、PDN GW202とアクセス端末208との間の1または複数のEPSベアラのうちの少なくとも1つに関連付けられた中間ノードとして、ソース基地局204に代わる)。例えば、移動手続は、アクセス端末208がソース基地局204の有効通信範囲から、ターゲット基地局206の有効通信範囲へ移動することに応答して有効とされうる。さらに、PDN GW202とアクセス端末208との間のEPSベアラの定義は、基地局間の移動手続中、(例えば、PDN GW202によって)変化なく保たれうることが認識されるべきである。]
[0040] ソース基地局204はさらに、設定開始部210、ハンドオーバ・モジュール212、および設定移動部214を含みうる。設定開始部210は、アップリンク送信および/またはダウンリンク送信に関連する利用のために、QoSに関連するパラメータを設定しうる。例によれば、設定開始部210は、PDN GW 202によって示されたトラフィック・タイプに基づいて、QoSに関連するパラメータを設定しうる。PDN GW202は一般に、トラフィック・タイプを記述し、これに基づいて、ソース基地局204は、QoSに関連するパラメータを設定できるようになる。例えば、設定開始部210は、QoSに関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を生成しうる。L2プロトコル設定情報は、ラジオ・ベアラおのおのについて、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、媒体アクセス制御(MAC)パラメータ、およびこれらの組み合わせ等を含みうる。L2プロトコル設定情報は、アップリンクL2プロトコル設定情報、および/または、ダウンリンクL2プロトコル設定情報を含みうる。さらに、設定開始部210は、例えば論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、保証ビット・レート(GBR)、およびこれらの組み合わせ等のようなQoSパラメータを設定しうる。設定開始部210によって生成されたQoSパラメータは、アップリンクQoSパラメータおよび/またはダウンリンクQoSパラメータを含みうる。]
[0041] さらに、ハンドオーバ・モジュール212は、ソース基地局204からターゲット基地局206への移動手続(例えば、ハンドオーバ、ハンドオフ)のために、ターゲット基地局206および/またはアクセス端末208を準備しうる。ハンドオーバ・モジュール212は例えば、送信のためにキューされたデータ、タイミング情報またはその他の同期データ、アクノレッジメントまたは再送信データ、および/または、移動を支援するために適切なその他任意の情報を、ソース基地局204からターゲット基地局206へ転送しうる。さらに、ターゲット基地局206へのハンドオフがなされると、ハンドオーバ・モジュール212は、ソース基地局204とアクセス端末208との間の接続を切断しうる。]
[0042] さらに、設定移動部214は、ソース基地局204によって(あるいは、基地局間の移動手続が既に有効とされているのであれば、別の基地局によって)設定されたQoSに関連するパラメータを、ターゲット基地局206へ送信しうる。設定移動部214は、ソース基地局204によって設定されたQoSに関連するパラメータを、インタフェース(例えば、X2インタフェース216)を経由して転送しうる。X2インタフェース216は、イボルブド・ユニバーサル地上ラジオ・アクセス・ネットワーク(E−UTRAN)アーキテクチャ内の2つの基地局(例えば、ソース基地局204とターゲット基地局206)の相互接続のためのインタフェースでありうる。X2インタフェース216は、ソース基地局204とターゲット基地局206との間でのシグナリング情報の交換をサポートしうる。さらに、X2インタフェース216は、それぞれのトンネル・エンドポイントへのパケット・データ・ユニット(PDU)の転送をサポートしうる。さらに、論理的な見地から、X2インタフェース216は、E−UTRAN内のソース基地局204とターゲット基地局206との間のポイント・トゥ・ポイント・インタフェースになりえる。しかしながら、そのような論理的なポイント・トゥ・ポイントのX2インタフェース216のために、ソース基地局204とターゲット基地局206との間にダイレクトな物理的接続が導入される必要はない。]
[0043] ターゲット基地局206はさらに、ハンドオーバ・モジュール218および設定保持部220を含みうる。ハンドオーバ・モジュール218は、移動手続のためにターゲット基地局206を準備しうる。ハンドオーバ・モジュール218は、移動手続に関連する情報を、ソース基地局204から(例えば、ハンドオーバ・モジュール212によって転送されることによって)取得しうる。そのような情報は例えば、送信のためにキューされたデータ、タイミング情報またはその他の同期データ、アクノレッジメントまたは再送信データ、および/または、移動を支援するために適切なその他任意の情報を含みうる。さらに、ハンドオーバ・モジュール218は、ターゲット基地局206とアクセス端末208との間の接続を確立しうる。]
[0044] 設定保持部220は、ソース基地局204によって設定され、X2インタフェース216を経由して送信された、QoSに関連するパラメータを受信および利用しうる。例によれば、設定移動部214(例えば、ソース基地局204)は、ソース基地局204によって設定されたQoSに関連するパラメータを、X2インタフェース216を経由して設定保持部220(例えば、ターゲット基地局204)へ転送しうる。ソース基地局204によって設定されたQoSに関連するパラメータは、アップリンクL2プロトコル設定情報、ダウンリンクL2プロトコル設定情報、および/または、アップリンクQoSパラメータを含みうる。設定保持部220は、ソース基地局204によって設定されたQoSに関連する受信されたパラメータを再使用しうる。そのようなパラメータの再使用によって、ターゲット基地局206によってパラメータ(またはその一部)が復元される必要はなくなる。したがって、エアによるシグナリングが低減されながら、基地局間のハンドオーバ中のQoS継続が高められる。対照的に、従来の技術は、一般に、ターゲット基地局206で、QoSに関連するパラメータを再構築する。これは、トラフィックの途絶、QoSが変化する可能性等をもたらしうる。]
[0045] 図3に移って、無線通信環境において、インタフェースを経由して、基地局間で、QoSに関連するパラメータを交換するシステム300が例示される。システム300は、ソース基地局204およびターゲット基地局206を含んでいる。ソース基地局204は、本明細書で説明するように、設定開始部210、ハンドオーバ・モジュール212、および設定移動部214を含みうる。ターゲット基地局206は、本明細書で説明するように、ハンドオーバ・モジュール218および設定保持部220を含みうる。さらに、ソース基地局204およびターゲット基地局206は、X2インタフェース216を経由して、QoSに関連するパラメータを交換しうる。] 図3
[0046] さらに、ターゲット基地局206の設定保持部220は、ソース基地局204によって構築され、X2インタフェースを経由して受信されたQoSに関連するパラメータを評価しうるセレクタ302を含みうる。さらに、あるいは、その代わりに、セレクタ302は、ターゲット基地局206およびソース基地局204を分析しうる(例えば、そのような基地局のベンダを比較しうる)。上記に基づいて、セレクタ302は、ソース基地局204(または、そのサブセット)によって設定されたQoSに関連する受信したパラメータを利用するべきかを決定しうる。]
[0047] ターゲット基地局206はさらに、ソース基地局204の設定開始部210に実質的に類似しうる設定開始部304を含みうる。セレクタ302が、ソース基地局204によって設定されたQoSに関連するパラメータを適用することを見合わせると判定した場合、設定開始部304は、(例えば、PDN GWから取得したトラフィック・タイプ情報に基づいて)そのようなパラメータを再構築しうる。]
[0048] ダウンリンクでは、さまざまなメカニズムによって、単一のアクセス端末のベアラにQoSが提供されうる。これらのメカニズムは、EPSベアラとラジオ・ベアラとの間の1対1のマッピングを含みうる。さらに、これらのメカニズムは、おのおののラジオ・ベアラについてのPDCPパラメータ、RLCパラメータ、HARQパラメータ、およびMACパラメータ(例えば、ダウンリンクL2プロトコル設定情報)の設定を含みうる。さらに、これらのメカニズムは、単一のアクセス端末の異なるベアラ間の優先度付けを行うために、基地局スケジューラ・ポリシーを適用することを含みうる。]
[0049] 例えば、ダウンリンクL2プロトコル(例えば、PDCP、RLC、HARQ、MAC)の設定は、基地局特有でありうる。そして、異なる基地局ベンダは、PDN GWから取得した情報に基づいて、QoSに関連するパラメータを提供するために、異なる技術を適用しうる。さらに、基地局スケジューラ・ポリシーの適用は、ベンダ毎に異なりうる。さらに、基地局スケジューラ・ポリシーは、L2プロトコルの設定に関連しうる。したがって、異なる基地局ベンダは、異なるスケジューラを実装しうる。これは、異なるL2設定をもたらしうる。スケジューラ・ポリシーおよびL2プロトコルの設定は、基地局において決定され、互いに依存しうると仮定すると、異なる基地局ベンダ間での基地局間のハンドオーバ中に、ダウンリンクL2パラメータが再構築されうる(例えば、ラジオ・ベアラの処理中に途絶をもたらす可能性がある)。したがって、セレクタ302は、異なるベンダからの基地局間での基地局間ハンドオーバを認識し、もって、L2パラメータを復元するために、設定開始部304を選択しうる。]
[0050] 別の例によれば、共通の基地局ベンダを持つ基地局間でなされる基地局間ハンドオーバの場合、スケジューラ・ポリシーは類似しうる。この結果、類似のL2プロトコル設定となりうる。そのような場合、セレクタ302は、(例えば、設定開始部304を用いて)そのようなパラメータを再構築するのではなく、X2インタフェースを経由してソース基地局204から取得したL2プロトコル設定情報を適用することを選択しうる。]
[0051] したがって、基地局間のハンドオーバの前後においてダウンリンクQoSの途絶を最小にしうる共通の手続を用いて前述した例を取り扱うために、ソース基地局204は、ダウンリンクL2設定情報を、(例えば、X2インタフェース216を経由して)ターゲット基地局206へ通信しうる。その後、ターゲット基地局206(例えば、セレクタ302)は、アクセス端末のために、ソース基地局204によって設定されたようなダウンリンクL2プロトコルを再使用するか再使用しないかを決定しうる。]
[0052] アップリンクでは、さまざまなメカニズムによって、単一のアクセス端末のベアラへQoSが提供されうる。これらのメカニズムは、EPSベアラとラジオ・ベアラとの間の1対1のマッピングを含みうる。さらに、これらのメカニズムは、おのおののラジオ・ベアラについてPDCPパラメータ、RLCパラメータ、HARQパラメータ、およびMACパラメータ(例えば、アップリンクL2プロトコル設定情報)の設定を含みうる。さらに、これらメカニズムは、例えば、論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、保証ビット・レート(GBR)等のようなアップリンクQoS設定情報の設定を含みうる。]
[0053] アップリンクL2プロトコルの設定は、上述するようなダウンリンクL2プロトコルと実質的に同じ方式で取り扱われうる。さらに、論理チャネル優先度、PBR、MBR、GBR等のアップリンクQoS設定は標準化することができ、ダウンリンクL2プロトコル設定情報と実質的に同じ方式で取り扱われうる。したがって、基地局間ハンドオーバ中、ソース基地局204は、アップリンクL2プロトコル設定情報とQoS設定情報(例えば、論理チャネル優先度、PBR、MBR、GBR)を(例えば、X2インタフェース216を経由して)ターゲット基地局206へ通信しうる。したがって、セレクタ302は、ソース基地局204から取得したアップリンクQoS設定情報、および/または、アップリンクL2プロトコル設定情報(またはそのサブセット)を再使用するかを判定しうる。さらに、設定開始部304は、セレクタ302によって再使用されるべきではないと選択されたアップリンクQoS設定情報、および/または、アップリンクL2プロトコル設定情報を復元しうる。]
[0054] L2設定に関連するさまざまな情報が、ソース基地局204からターゲット基地局206へと送信されうる。交換されうるPDCPパラメータの例は、ソース基地局204によって適用されるロバスト・ヘッダ圧縮(ROHC)である。別の例によれば、通信されうるRLCパラメータは、ソース基地局204によって利用されるRLCモード(例えば、アクノレッジ・モード、非アクノレッジ・モード)に対応するインジケータでありうる。さらに、アクノレッジ・モードが利用される場合、X2インタフェース216を経由して送られたL2設定情報はさらに、否定的なアクノレッジメント(NAK)のラウンド数、パケットが失われたかを評価する場合に使用するタイマのタイプ、レポートを求めてアクセス端末がポールされる方式等を含みうる。さらに、非アクノレッジ・モードが適用される場合、X2インタフェースを経由して転送されたL2設定情報は、ユーザまたはパケットが、スケジュールされることができない期間の長さに関連しうる。さらなる例によれば、交換されうるMACパラメータは、(例えば、動的、半持続的のように)ソース基地局204によって利用されるスケジューリングのタイプを指定するインジケータでありうる。]
[0055] 図4および図5に示すように、無線通信環境において、移動手続中にQoS継続を提供することに関連する方法が例示される。説明を単純にする目的で、これら方法は、一連の動作として示され説明されているが、これら方法は、1または複数の実施形態にしたがって、幾つかの動作が本明細書で示され記載されたものとは異なる順序で、あるいは他の動作と同時に生じうるので、動作の順序によって限定されないことが理解され認識されるべきである。例えば、当業者であれば、これら方法はその代わりに、例えば状態図におけるように、一連の相互関連する状態またはイベントとして表されうることを理解し認識するだろう。さらに、1または複数の実施形態にしたがって方法を実現するために、必ずしも例示された全ての動作が必要とされる訳ではない。] 図4 図5
[0056] 図4に示すように、無線通信環境において、移動手続中にサービス品質(QoS)継続を提供することを容易にする方法400が例示される。402では、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報が識別されうる。例えば、QoSに関するL2プロトコル設定情報は、アップリンクL2プロトコル設定情報を含みうる。別の例によれば、L2プロトコル設定情報は、ダウンリンクL2プロトコル設定情報を含みうる。さらに、QoSに関するL2プロトコル設定情報は、ラジオ・ベアラ毎にソース基地局によって初期化および/または制御されうる。さらに、QoSに関するL2プロトコル設定情報は、おのおののラジオ・ベアラについて、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、媒体アクセス制御(MAC)パラメータ、これらの組み合わせ等を含みうる。さらなる例によれば、ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報が認識されうる。アップリンクQoS設定情報は、例えば、論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、保証ビット・レート(GBR)、これの組み合わせ等を含みうる。] 図4
[0057] 404では、QoSに関するL2プロトコル設定情報が、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、ソース基地局からターゲット基地局へ送信されうる。例えば、インタフェースは、X2インタフェースでありうる。さらなる例によれば、ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報はさらに、あるいは、その代わりに、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、ターゲット基地局へ送信されうる。]
[0058] 図5に移って、無線通信環境において、移動手続中に、サービス品質(QoS)を維持することを容易にする方法500が例示される。502では、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報が、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、ソース基地局から受信されうる。インタフェースは、例えば、X2インタフェースでありうる。さらに、L2プロトコル設定情報は、アップリンクL2プロトコル設定情報、および/または、ダウンリンクL2プロトコル設定情報でありうる。さらに、L2プロトコル設定情報は、ラジオ・ベアラ毎にソース基地局によって設定されうる。QoSに関するL2プロトコル設定情報は、おのおののラジオ・ベアラについて、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、媒体アクセス制御(MAC)パラメータ、これらの組み合わせ等を含みうる。別の例によれば、ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報は、それに加えて、あるいは、その代わりに、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由してソース基地局から受信されうる。アップリンクQoS設定情報は、例えば、論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、保証ビット・レート(GBR)、これの組み合わせ等を含みうる。] 図5
[0059] 504では、受信されたQoSに関するL2プロトコル設定情報の少なくとも一部を再使用するかについての選択が有効とされうる。別の例によれば、受信されたアップリンクQoS設定情報の少なくとも一部を再使用するかに関する選択が実行されうる。さらに、アップリンクおよび/またはダウンリンクによってアクセス端末と通信している場合、再使用のために選択された受信されたアップリンクQoS設定情報、および/または、QoSに関する受信されたL2プロトコル設定情報が適用されうる。例示によれば、この選択は、ソース基地局とターゲット基地局とのベンダを比較することに基づきうる。]
[0060] 506では、QoSに関するL2プロトコル設定情報のうち、再使用されるべきであるとは選択されなかった残りのものが復元されうる。さらに、あるいは、その代わりに、アップリンクQoS設定情報のうち、再使用されるべきであるとは選択されなかった残りのものが復元されうる。]
[0061] 本明細書に記載された1または複数の態様によれば、無線通信環境において、QoS継続を維持することに関して推論がなされうることが認識されるだろう。本明細書で使用されるように、「推論する」または「推論」なる用語は一般に、イベントおよび/またはデータによって取得されたような観察のセットから、システム、環境、および/または、ユーザの状態の推論あるいはそれらに関する推理のプロセスを称する。推論は、特定の文脈または動作を特定するために適用されるか、あるいは、例えば状態にわたる確率分布を生成しうる。推論は、確率論的、すなわち、データおよびイベントの考慮に基づいて、該当する状態にわたる確率分布を計算することでありうる。推論はまた、イベントおよび/またはデータのセットから、より高いレベルのイベントを構築するために適用される技術を称することができる。そのような推論によって、イベントが時間的に近接していようといまいと、これらイベントおよびデータが1または幾つかのイベント・ソースおよびデータ・ソースに由来していようと、観察されたイベントおよび/または格納されたイベント・データのセットから、新たなイベントまたは動作を構築することができる。]
[0062] 例によれば、上述した1または複数の方法は、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して交換するL2プロトコル設定情報、および/または、アップリンクQoS設定情報を選択することに関して推論を行うことを含みうる。さらなる例によれば、推論は、L2プロトコル設定情報、および/または、アップリンクQoS設定情報を再使用すべきか、または、再構築すべきかを判定することに関してなされうる。前述した例は本質的には例示的であり、本明細書に記載されたさまざまな実施形態および/または方法と連携してなされうる推論の数、あるいは、そのような推論がなされる方式を限定することは意図されていないことが認識されるだろう。]
[0063] 図6は、権利主要された主題のさまざまな態様に関して適用されうるアクセス端末600の実例である。アクセス端末600は、例えば(図示しない)受信アンテナから信号を受信し、受信した信号について一般的な動作(例えば、フィルタ、増幅、ダウンコンバート等)を実行し、これら調整された信号をデジタル化してサンプルを得る受信機602を備えうる。受信機602は、例えばMMSE受信機であり、受信したシンボルを復調し、それらをチャネル推定のためにプロセッサ606へ送る復調器604を備えうる。プロセッサ606は、受信機602によって受信された情報を分析すること、および/または、送信機618による送信のための情報を生成することに特化されたプロセッサ、アクセス端末600の1または複数の構成要素を制御するプロセッサ、および/または、受信機602によって受信された情報を分析することと、送信機612による送信のための情報を生成することと、アクセス端末600のうちの1または複数の構成要素を制御することとのすべて行うプロセッサでありうる。612による送信のための情報を生成することと、アクセス端末600のうちの1または複数の構成要素を制御することとのすべて行うプロセッサでありうる。] 図6
[0064] アクセス端末600は、プロセッサ606に動作可能に接続されたメモリ608をさらに備える。このメモリは、送信されるべきデータ、受信したデータ、および、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報を格納しうる。]
[0065] 本明細書に記載されたデータ・ストア(例えば、メモリ608)は、揮発性メモリであるか、あるいは不揮発性メモリである。あるいは、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含みうることが認識されるだろう。限定ではなく例示によって、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM)、プログラマブルROM(PROM)、電子的プログラマブルROM(EPROM)、電子的消去可能PROM(EEPROM)、あるいはフラッシュ・メモリを含みうる。揮発性メモリは、外部キャッシュ・メモリとして動作するランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含みうる。限定ではなく例示によって、RAMは、例えばシンクロナスRAM(SRAM)、ダイナミックRAM(DRAM)、シンクロナスDRAM(SDRAM)、ダブル・データ・レートSDRAM(DDR SDRAM)、エンハンストSDRAM(ESDRAM)、シンクリンクDRAM(SLDRAM)、およびダイレクト・ラムバスRAM(DRRAM)のような多くの形態で利用可能である。主題となるシステムおよび方法のメモリ608は、限定される訳ではないが、これらおよびその他任意の適切なタイプのメモリを備えることが意図される。]
[0066] アクセス端末600はさらに、変調器610と、データや信号等を基地局へ送信する送信機612とを備える。プロセッサ606と別に示されているが、変調器610は、プロセッサ606または多くのプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。]
[0067] 図7は、無線通信環境において、移動手続中にQoS継続を保持するシステム700の実例である。システム700は、複数の受信アンテナ706を介して1または複数のアクセス端末704から信号を受信する受信機710を備えた基地局702(例えば、アクセス・ポイント)と、送信アンテナ708を介して1または複数のアクセス端末704へ信号を送信する送信機724と、を備える。受信機710は、受信アンテナ706から情報を受信する。さらに、受信した情報を復調する復調器712と動作可能に関連付けられている。復調されたシンボルは、図6に関して上述したプロセッサに類似し、メモリ716に接続されたプロセッサ714によって分析されうる。メモリ716は、アクセス端末704へ送信されるべきデータ、あるいは、アクセス端末704から受信したデータ、および/または、本明細書に記載されたさまざまな動作および機能を実行することに関連するその他任意の適切な情報を格納する。プロセッサ714はさらに、アップリンクおよび/またはダウンリンクL2プロトコル設定情報、および/または、アップリンクQoS設定情報を別の基地局(図示せず)へ転送する設定移動部718に接続される。さらに、基地局702は、別の基地局(図示せず)によって設定されたアップリンクQoS設定情報、および/または、アップリンクおよび/またはダウンリンクL2プロトコル設定情報を、別の基地局から受信する設定保持部720を含みうる。設定移動部718および設定保持部720は、(例えばX2インタフェースのような)インタフェース(図示せず)を経由して、別の基地局と、設定情報を交換しうる。設定移動部718は、図2の設定移動部214に実質的に類似しており、および/または、設定保持部720は、図2の設定保持部220に実質的に類似していることが認識されるべきである。さらに、図示していないが、基地局702は、(図2の設定開始部210および/または図3の設定開始部304に実質的に類似した)設定開始部と、(図2のハンドオーバ・モジュール212および/または図3のハンドオーバ・モジュール218に実質的に類似した)ハンドオーバ・モジュールと、および/または、(図3のセレクタ302に実施的に類似した)セレクタとを含みうることが考慮される。基地局702はさらに、変調器722を含みうる。変調器722は、前述の説明にしたがって、送信機724によるアンテナ708を経由したアクセス端末704への送信のために、フレームを多重化しうる。プロセッサ714と別に示されているが、遅延バジェット・フィードバック評価部718、スケジューラ720、および/または、変調器722は、プロセッサ714または多くのプロセッサ(図示せず)の一部でありうることが認識されるべきである。] 図2 図3 図6 図7
[0068] 図8は、無線通信システム800の例を示す。無線通信システム800は、簡潔さの目的のため、1つの基地局810と1つのアクセス端末850しか示していない。しかしながら、システム800は、1より多い基地局、および/または、1より多いアクセス端末を含みうることが認識されるべきである。ここで、追加の基地局および/またはアクセス端末は、以下に示す基地局810およびアクセス端末850の例と実質的に類似しうるか、あるいは、異なりうる。さらに、基地局810および/またはアクセス端末850は、その間の無線通信を容易にするために、本明細書に記載されたシステム(図1−図3、図6−図7、および図9−図10)および/または方法(図4−図5)を適用しうることが認識されるべきである。] 図1 図10 図3 図4 図5 図6 図7 図8 図9
[0069] 基地局810では、多くのデータ・ストリームのためのトラフィック・データが、データ・ソース812から送信(TX)データ・プロセッサ814へ提供される。一例によれば、おのおののデータ・ストリームが、それぞれのアンテナを介して送信される。TXデータ・プロセッサ814は、トラフィック・データ・ストリームをフォーマットし、このデータ・ストリームのために選択された特定の符合化スキームに基づいて符号化し、インタリーブして、符合化されたデータを提供する。]
[0070] おのおののデータ・ストリームの符合化されたデータは、直交周波数分割多重化(OFDM)技術を用いてパイロット・データと多重化されうる。さらに、あるいは、その代わりに、パイロット・シンボルは、周波数分割多重化(FDM)、時分割多重化(TDM)、あるいは符号分割多重化(CDM)されうる。パイロット・データは、一般には、周知の方式で処理される既知のデータ・パターンであり、チャネル応答を推定するために、アクセス端末850において使用されうる。おのおののデータ・ストリームについて多重化されたパイロットおよび符合化されたデータは、データ・ストリームのために選択された特定の変調スキーム(例えば、バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング(BPSK)、直交フェーズ・シフト・キーイング(QPSK)、Mフェーズ・シフト・キーイング(M−PSK)、M直交振幅変調(M−QAM)等)に基づいて変調(例えば、シンボル・マップ)され、変調シンボルが提供される。おのおののデータ・ストリームのデータ・レート、符号化、および変調は、プロセッサ830によって実行または提供される指示によって決定されうる。]
[0071] データ・ストリームの変調シンボルは、(例えば、OFDMのために)変調シンボルを処理するTXMIMOプロセッサ820に提供される。TX MIMOプロセッサ820はその後、NT個の変調シンボル・ストリームを、NT個の送信機(TMTR)822a乃至822tへ提供する。さまざまな実施形態において、TX MIMOプロセッサ820は、データ・ストリームのシンボル、および、そのシンボルが送信されるアンテナへ、ビームフォーミング重みを適用する。]
[0072] おのおのの送信機822は、1または複数のアナログ信号を提供するために、それぞれのシンボル・ストリームを受信して処理し、さらには、MIMOチャネルを介した送信に適切な変調信号を提供するために、このアナログ信号を調整(例えば、増幅、フィルタ、およびアップコンバート)する。さらに、送信機822a乃至822tからのNT個の変調信号は、NT個のアンテナ824a乃至824tそれぞれから送信される。]
[0073] アクセス端末850では、送信された変調信号が、NR個のアンテナ852a乃至852rによって受信され、受信された信号がおのおののアンテナ852からそれぞれの受信機(RCVR)854a乃至854rへ提供される。おのおのの受信機854は、それぞれの信号を調整(例えば、フィルタ、増幅、およびダウンコンバート)し、この調整された信号をデジタル化してサンプルを提供し、さらにこのサンプルを処理して、対応する「受信された」シンボル・ストリームを提供する。]
[0074] RXデータ・プロセッサ860は、NR個の受信機854からNR個のシンボル・ストリームを受信し、受信されたこれらシンボル・ストリームを、特定の受信機処理技術に基づいて処理して、NT個の「検出された」シンボル・ストリームを提供する。RXデータ・プロセッサ860は、検出されたおのおののシンボル・ストリームを復調し、デインタリーブし、復号して、そのデータ・ストリームのためのトラフィック・データを復元する。RXデータ・プロセッサ860による処理は、基地局810におけるTXMIMOプロセッサ820およびTXデータ・プロセッサ814によって実行されるものと相補的である。]
[0075] プロセッサ870は、上述したように、利用可能などの技術を利用するのかを定期的に決定する。さらに、プロセッサ870は、行列インデクス部およびランク値部を備えた逆方向リンク・メッセージを規定することができる。]
[0076] 逆方向リンク・メッセージは、通信リンクおよび/または受信されたデータ・ストリームに関するさまざまなタイプの情報を備えうる。逆方向リンク・メッセージは、多くのデータ・ストリームに関するトラフィック・データをデータ・ソース836から受け取るTXデータ・プロセッサ838によって処理され、変調器880によって変調され、送信機854a乃至854rによって調整され、基地局810へ送り戻される。]
[0077] 基地局810では、アクセス端末850からの変調信号が、アンテナ824によって受信され、受信機822によって調整され、復調器840によって復調され、RXデータ・プロセッサ842によって処理されて、アクセス端末850によって送信された逆方向リンク・メッセージを抽出する。さらに、プロセッサ830は、ビームフォーミング重みを決定するためにどの事前符合化行列を使用するかを決定するために、この抽出されたメッセージを処理する。]
[0078] プロセッサ830およびプロセッサ870は、基地局810およびアクセス端末850それぞれにおける動作を指示(例えば、制御、調整、管理等)する。プロセッサ830およびプロセッサ870はそれぞれ、プログラム・コードおよびデータを格納するメモリ832およびメモリ872に関連付けられうる。プロセッサ830およびプロセッサ870はまた、アップリンクおよびダウンリンクそれぞれのための周波数およびインパルス応答推定値を導出する計算をも実行する。]
[0079] 態様では、論理チャネルが、制御チャネルとトラフィック・チャネルとに分類される。論理制御チャネルは、システム制御情報をブロードキャキャストするためのDLチャネルであるブロードキャスト制御チャネル(BCCH)を含みうる。さらに、論理制御チャネルは、ページング情報を転送するDLチャネルであるページング制御チャネル(PCCH)を含みうる。さらに、論理制御チャネルは、1またはいくつかのMTCHのためにマルチメディア・ブロードキャストおよびマルチキャスト・サービス(MBMS)スケジュールおよび制御情報を送信するために使用されるポイント・トゥ・マルチポイントDLチャネルであるマルチキャスト制御チャネル(MCCH)を備えうる。一般に、ラジオ・リソース制御(RRC)接続を確立した後、このチャネルは、MBMS(例えば、旧MCCH+MSCH)を受信するUEによってのみ使用される。さらに、論理制御チャネルは、専用制御情報を送信するポイント・トゥ・ポイント双方向チャネルであり、RRC接続を有するUEによって使用される専用制御チャネル(DCCH)を含みうる。態様では、論理トラフィック・チャネルは、ユーザ情報を転送するために、1つのUEに専用のポイント・トゥ・ポイント双方向チャネルである専用トラフィック・チャネル(DTCH)を備える。さらに、論理トラフィック・チャネルは、トラフィック・データを送信するポイント・トゥ・マルチポイントDLチャネルのためのマルチキャスト・トラフィック・チャネル(MTCH)をも含みうる。]
[0080] 態様では、伝送チャネルが、DLとULとに分類される。DL伝送チャネルは、ブロードキャスト・チャネル(BCH)、ダウンリンク共有データ・チャネル(DL−SDCH)、およびページング・チャネル(PCH)を備える。PCHは、セル全体にわたってブロードキャストされることにより、および、他の制御/トラフィック・チャネルのために使用されうる物理レイヤ(PHY)リソースにマップされることにより、UE節電をサポートする(例えば、不連続受信(DRX)サイクルが、ネットワークによってUEへ示される)。UL伝送チャネルは、ランダム・アクセス・チャネル(RACH)、要求チャネル(REQCH)、アップリンク共有データ・チャネル(UL−SDCH)、および複数のPHYチャネルを備える。]
[0081] PHYチャネルは、DLチャネルとULチャネルとのセットを備える。例えば、DL PHYチャネルは、共通のパイロット・チャネル(CPICH)、同期チャネル(SCH)、共通制御チャネル(CCCH)、共有DL制御チャネル(SDCCH)、マルチキャスト制御チャネル(MCCH)、共有UL割当チャネル(SUACH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、DL物理共有データ・チャネル(DL−PSDCH)、UL電力制御チャネル(UPCCH)、ページング・インジケータ・チャネル(PICH)、および/または、負荷インジケータ・チャネル(LICH)を含みうる。さらなる実例として、UL PHYチャネルは、物理ランダム・アクセス・チャネル(PRACH)、チャネル品質インジケータ・チャネル(CQICH)、アクノレッジメント・チャネル(ACKCH)、アンテナ・サブセット・インジケータ・チャネル(ASICH)、共有要求チャネル(SREQCH)、UL物理共有データ・チャネル(UL−PSDCH)、および/またはブロードキャスト・パイロット・チャネル(BPICH)を含みうる。]
[0082] 本明細書に記載された実施形態は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、あるいはこれらの任意の組み合わせで実現されうることが理解されるべきである。ハードウェアで実現する場合、処理ユニットは、1または複数の特定用途向けIC(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラム可能論理回路(PLD)、フィールドプログラム可能ゲート・アレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロ・コントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書に記載の機能を実行するために設計されたその他の電子ユニット、あるいはこれらの組み合わせ内に実装されうる。]
[0083] これら実施形態が、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェアあるいはマイクロコード、プログラム・コードあるいはコード・セグメントで実現される場合、これらは、例えば記憶素子のような機械読取可能媒体に格納されうる。コード・セグメントは、手順、機能、サブプログラム、プログラム、ルーチン、サブルーチン、モジュール、ソフトウェア・パッケージ、クラス、または、命令、データ構造、あるいはプログラム文からなる任意の組み合わせを表すことができる。コード・セグメントは、情報、データ、引数、パラメータ、あるいは記憶内容の引渡および/または受信を行うことによって、他のコード・セグメントまたはハードウェア回路に接続されうる。情報、引数、パラメータ、データ等は、メモリ共有、メッセージ引渡し、トークン引渡、ネットワーク送信等を含む任意の適切な手段を用いて引渡、転送、あるいは送信されうる。]
[0084] ソフトウェアで実現する場合、本明細書に記載のこれら技術は、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(例えば、手続き、機能等)を用いて実現されうる。ソフトウェア・コードは、メモリ・ユニット内に格納され、プロセッサによって実行されうる。メモリ・ユニットは、プロセッサ内部またはプロセッサ外部に実装されうる。プロセッサ外部に実装される場合、メモリ・ユニットは、当該技術分野で周知のさまざまな手段によってプロセッサと通信可能に接続されうる。]
[0085] 図9を参照して、無線通信環境においてサービス品質(QoS)継続をサポートすることを可能にするシステム900が図示される。例えば、システム900は、基地局内に少なくとも部分的に存在しうる。システム900は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして示されることが認識されるべきである。システム900は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ902を含む。例えば、論理グループ902は、ソース基地局において、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を初期化するための電子構成要素904を含みうる。さらに、論理グループ902は、ソース基地局で初期化されたQoSに関するL2プロトコル設定情報を、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、ターゲット基地局へ転送するための電子構成要素906を含みうる。さらに、論理グループ902は、オプションとして、ソース基地局において、アップリンクQoS設定情報を設定するための電子構成要素908を含みうる。論理グループ902は、さらにオプションとして、ソース基地局において設定されたアップリンクQoS設定情報を、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、ターゲット基地局へ送信するための電子構成要素910を含みうる。さらに、システム900は、電子構成要素904、906、908、910に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ912を含みうる。メモリ912の外側にあるとして示されているが、電子構成要素904、906、908、910のうちの1または複数は、メモリ912内に存在しうることが理解されるべきである。] 図9
[0086] 図10を参照して、無線通信環境において移動手続中にわたりサービス品質(QoS)を維持することを可能にするシステム1000が図示される。例えば、システム1000は、基地局内に少なくとも部分的に存在しうる。システム1000は、プロセッサ、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせ(例えば、ファームウェア)によって実現される機能を表す機能ブロックでありうる機能ブロックを含むものとして示されることが認識されるべきである。システム1000は、連携して動作しうる電子構成要素の論理グループ1002を含む。例えば、論理グループ1002は、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、ソース基地局から、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を取得するための電子構成要素1004を含みうる。さらに、論理グループ1002は、QoSに関して取得されたL2プロトコル設定情報のうちの少なくとも一部を再使用するべきかどうかを判定するための電子構成要素1006を含みうる。さらに、論理グループ1002は、再使用されるべきと判定され、ソース基地局から取得されたL2プロトコル設定情報を利用するための電子構成要素1008を含みうる。論理グループ1002は、さらに、オプションとして、再使用されるべきではないと判定されたL2プロトコル設定情報を再構築するための電子構成要素1010を含みうる。さらに、システム1000は、電子構成要素1004、1006、1008、1010に関連付けられた機能を実行するための命令群を保持するメモリ1012を含みうる。メモリ1012の外側にあると示されているが、電子構成要素1004、1006、1008、1010のうちの1または複数は、メモリ1012内に存在しうることが理解されるべきである。] 図10
[0087] 上述したものは、1または複数の実施形態の一例を含んでいる。もちろん、上述した実施形態を説明する目的で、構成要素または方法の考えられる全ての組み合わせを記述することは可能ではないが、当業者であれば、さまざまな実施形態のさらに多くの組み合わせおよび置き換えが可能であることを認識することができる。したがって、記載された実施形態は、特許請求の範囲の精神およびスコープ内にあるそのような全ての変更、修正、および変形を含むことが意図される。さらにまた、用語「含む」が、詳細説明あるいは特許請求の範囲のうちの何れかで使用されている限り、その用語は、用語「備える」が、請求項における遷移語として適用される場合に解釈される用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。]
权利要求:

請求項1
無線通信環境において、移動手続中におけるサービス品質(QoS)の継続を提供することを容易にする方法であって、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を識別することと、前記QoSに関するL2プロトコル設定情報を、基地局間の移動手続中に、前記ソース基地局から、インタフェースを経由して、ターゲット基地局へ送信することとを備える方法。
請求項2
前記L2プロトコル設定情報は、ダウンリンクL2プロトコル設定情報を含む請求項1に記載の方法。
請求項3
前記L2プロトコル設定情報は、アップリンクL2プロトコル設定情報を含む請求項1に記載の方法。
請求項4
ラジオ・ベアラ毎に前記QoSに関するL2プロトコル設定情報を初期化することをさらに備える請求項1に記載の方法。
請求項5
前記L2プロトコル設定情報は、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、あるいは媒体アクセス制御(MAC)パラメータのうちの少なくとも1つを含む請求項1に記載の方法。
請求項6
前記インタフェースはX2インタフェースである請求項1に記載の方法。
請求項7
前記ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報を認識することと、前記ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報を、前記基地局間の移動手続中に、前記インタフェースを経由して前記ターゲット基地局へ送信することとをさらに備える請求項1に記載の方法。
請求項8
前記QoS設定情報は、論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、または、保証ビット・レート(GBR)のうちの1または複数を含む請求項7に記載の方法。
請求項9
無線通信装置であって、ラジオ・ベアラ毎にサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を初期化することと、前記QoSに関するL2プロトコル設定情報を、基地局間の移動手続中に、X2インタフェースを経由して、ターゲット基地局へ転送することと、に関連する命令群を保持するメモリと、前記メモリに接続され、前記メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサとを備える無線通信装置。
請求項10
前記L2プロトコル設定情報は、ダウンリンクL2プロトコル設定情報を含む請求項9に記載の無線通信装置。
請求項11
前記L2プロトコル設定情報は、アップリンクL2プロトコル設定情報を含む請求項9に記載の無線通信装置。
請求項12
前記L2プロトコル設定情報は、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、あるいは媒体アクセス制御(MAC)パラメータのうちの少なくとも1つを含む請求項9に記載の無線通信装置。
請求項13
前記メモリはさらに、アップリンクQoS設定情報を設定することと、前記アップリンクQoS設定情報を、前記基地局間の移動手続中に、前記X2インタフェースを経由して前記ターゲット基地局へ送信することと、に関連する命令群を保持する請求項9に記載の無線通信装置。
請求項14
前記QoS設定情報は、論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、または、保証ビット・レート(GBR)のうちの1または複数を含む請求項13に記載の無線通信装置。
請求項15
無線通信環境においてサービス品質(QoS)の継続をサポートすること可能にする無線通信装置であって、ソース基地局において、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を初期化する手段と、前記ソース基地局において初期化されたQoSに関するL2プロトコル設定情報を、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由してターゲット基地局へ転送する手段とを備える無線通信装置。
請求項16
前記L2プロトコル設定情報は、ダウンリンクL2プロトコル設定情報、または、アップリンクL2プロトコル設定情報のうちの少なくとも1つを含む請求項15に記載の無線通信装置。
請求項17
前記L2プロトコル設定情報は、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、あるいは媒体アクセス制御(MAC)パラメータのうちの少なくとも1つを含む請求項15に記載の無線通信装置。
請求項18
前記ソース基地局においてアップリンクQoS設定情報を設定する手段と、前記ソース基地局において設定されたアップリンクQoS設定情報を、前記基地局間の移動手続中、前記インタフェースを経由して前記ターゲット基地局へ送信する手段とをさらに備える請求項15に記載の無線通信装置。
請求項19
前記QoS設定情報は、論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、または、保証ビット・レート(GBR)のうちの1または複数を含む請求項18に記載の無線通信装置。
請求項20
コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ読取可能媒体は、ソース基地局において、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を初期化するための、格納されたコードと、前記ソース基地局において初期化されたQoSに関するL2プロトコル設定情報を、基地局間のハンドオーバ中に、X2インタフェースを経由してターゲット基地局へ送信するための、格納されたコードとを備えるコンピュータ・プログラム製品。
請求項21
前記L2プロトコル設定情報は、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、あるいは媒体アクセス制御(MAC)パラメータのうちの少なくとも1つを含む請求項20に記載のコンピュータ・プログラム製品。
請求項22
前記コンピュータ読取可能媒体はさらに、前記ソース基地局においてアップリンクQoS設定情報を初期化するための、格納されたコードと、前記ソース基地局において設定されたアップリンクQoS設定情報を、前記基地局間のハンドオーバ中に、前記インタフェースを経由して前記ターゲット基地局へ送信するための、格納されたコードとを備える請求項20に記載のコンピュータ・プログラム製品。
請求項23
前記QoS設定情報は、論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、または、保証ビット・レート(GBR)のうちの1または複数を含む請求項22に記載のコンピュータ・プログラム製品。
請求項24
無線通信システムおける装置であって、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を認識し、前記ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報を認識し、基地局間の移動手続中に、前記QoSに関するL2プロトコル設定情報と、前記アップリンクQoS設定情報とを、X2インタフェースを経由して前記ソース基地局からターゲット基地局へ送信するように構成されたプロセッサを備える装置。
請求項25
無線通信環境において、移動手続中に、サービス品質(QoS)を維持することを容易にする方法であって、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由して、前記ソース基地局から受信することと、前記QoSに関する受信されたL2プロトコル設定情報の少なくとも一部を再使用するべきかを選択することと、前記QoSに関するL2プロトコル設定情報のうち、再使用されるべきであると選択されなかった残りのものを復元することを備える方法。
請求項26
前記インタフェースはX2インタフェースである請求項25に記載の方法。
請求項27
前記L2プロトコル設定情報は、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、あるいは媒体アクセス制御(MAC)パラメータのうちの少なくとも1つを含む請求項25に記載の方法。
請求項28
前記QoSに関する受信されたL2プロトコル設定情報のうちの少なくとも一部を再使用すべきかを、前記ソース基地局とターゲット基地局のベンダの比較に基づいて選択することをさらに備える請求項25に記載の方法。
請求項29
アクセス端末と通信している場合、再使用のために選択された前記QoSに関する受信されたL2プロトコル設定情報を適用することをさらに備える請求項25に記載の方法。
請求項30
前記ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報を、前記基地局間の移動手続中に、前記インタフェースを経由して、前記ソース基地局から受信することと、前記受信されたQoS設定情報のうちの少なくとも一部を再使用すべきかを選択することと、前記QoS設定情報のうち、再使用されるべきであると選択されなかった残りのものを復元することとをさらに備える請求項25に記載の方法。
請求項31
前記QoS設定情報は、論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、または、保証ビット・レート(GBR)のうちの1または複数を含む請求項30に記載の方法。
請求項32
無線通信装置であって、ソース基地局によって設定されたサービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を、基地局間ハンドオーバ中に、X2インタフェースを経由してソース基地局から取得することと、前記取得されたQoSに関するL2プロトコル設定情報のうちの少なくとも一部を再使用すべきかを選択することと、前記QoSに関するL2プロトコル設定情報のうち、再使用されるべきであると選択されなかった残りのものを再構築することと、に関連する命令群を保持するメモリと、前記メモリに接続され、前記メモリに保持された命令群を実行するように構成されたプロセッサとを備える無線通信装置。
請求項33
前記L2プロトコル設定情報は、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、あるいは媒体アクセス制御(MAC)パラメータのうちの少なくとも1つを含む請求項32に記載の無線通信装置。
請求項34
前記メモリはさらに、アクセス端末と通信している場合、再使用のために選択された前記QoSに関する受信されたL2プロトコル設定情報を適用することに関連する命令群を保持する請求項32に記載の無線通信装置。
請求項35
前記メモリはさらに、前記ソース基地局によって設定されたアップリンクQoS設定情報を、前記基地局間のハンドオーバ中に、前記X2インタフェースを経由して、前記ソース基地局から取得することと、前記取得されたQoS設定情報のうちの少なくとも一部を再使用すべきか選択することと、再使用すべきであると選択された、前記取得されたQoS設定情報を適用することと、前記QoS設定情報のうち、再使用されるべきであると選択されなかった残りのものを再構築することと、に関連する命令群を保持する請求項32に記載の無線通信装置。
請求項36
前記QoS設定情報は、論理チャネル優先度、優先ビット・レート(PBR)、最大ビット・レート(MBR)、または、保証ビット・レート(GBR)のうちの1または複数を含む請求項35に記載の無線通信装置。
請求項37
無線通信環境において、移動手続にわたるサービス品質(QoS)の維持を可能にする無線通信装置であって、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由してソース基地局から取得する手段と、前記取得されたL2プロトコル設定情報のうちの少なくとも一部を再使用すべきかを判定する手段と、前記再使用されるべきと判定され、前記基地局から取得されたL2プロトコル設定情報を利用する手段とを備える無線通信装置。
請求項38
再使用されるべきではないと判定されたL2プロトコル設定情報を再構築する手段をさらに備える請求項37に記載の無線通信装置。
請求項39
前記L2プロトコル設定情報は、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、あるいは媒体アクセス制御(MAC)パラメータのうちの少なくとも1つを含む請求項37に記載の無線通信装置。
請求項40
コンピュータ読取可能媒体を備えるコンピュータ・プログラム製品であって、前記コンピュータ読取可能媒体は、サービス品質(QoS)に関するレイヤ2(L2)プロトコル設定情報を、基地局間の移動手続中に、インタフェースを経由してソース基地局から取得するための、格納されたコードと、前記QoSに関する取得されたL2プロトコル設定情報のうちの少なくともサブセットを再使用すべきかどうか判定するための、格納されたコードと、前記再使用されるべきと判定され、前記基地局から取得されたL2プロトコル設定情報を利用するための、格納されたコードと、前記再使用されるべきではないと判定されたL2プロトコル設定情報を再構築するための、格納されたコードとを備えるコンピュータ・プログラム製品。
請求項41
前記L2プロトコル設定情報は、パケット・データ収束プロトコル(PDCP)パラメータ、ラジオ・リンク制御(RLC)パラメータ、ハイブリッド自動反復要求(HARQ)パラメータ、あるいは媒体アクセス制御(MAC)パラメータのうちの少なくとも1つを含む請求項40に記載のコンピュータ・プログラム製品。
請求項42
無線通信システムおける装置であって、サービス品質(QoS)に関するアップリンク・レイヤ2(L2)プロトコル設定情報、QoSに関するダウンリンクL2プロトコル設定情報、あるいは、QoS設定情報のうちの少なくとも1つを、基地局間の移動手続中に、X2インタフェースを経由してソース基地局から受信し、前記ソース基地局から受信した、サービス品質(QoS)に関するアップリンク・レイヤ2つ(L2)プロトコル設定情報、QoSに関するダウンリンクL2プロトコル設定情報、あるいは、QoS設定情報のうちの少なくとも1つを再使用するかを選択するように構成されたプロセッサを備える装置。
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